はじめに

皆様こんにちは!
このページをご覧頂いている皆様は少なからずテニスコートの建設にご興味がおありのことと思います。
「費用はどのくらいかかるのだろう?」、「サーフェスはハードがいいな、いや砂入人工芝かな」等から始まり、
敷地はどう選べばいいの?
設計図面の作成は?
建設業者の手配は?や、
建築基準法をはじめとする各種関連法規への対応も必要になってきます。
どれも専門的で煩雑なプロセスは専門家のアドバイスが無ければ進みにくく、どうしてもハードルが高いイメージがつきまとってしまいますね。

 

そこで、テニスコートづくりのプロ集団である我らスポーツサーフェスがそんな皆様のお力になりたいという強い思いで、 このページを作りました。 専門家としてテニスコートに関するあらゆる問題を解決致します。
どうか、気楽な気持ちで楽しみながらご覧ください。 ご覧頂いた後にはぼんやりとでも検討すべき項目が見えてくるはずです。
それが少しでも皆様のお役に立てたのであれば幸いでございます。

 

また、ご質問等がございましたらどうぞご遠慮無くこちらまでお問合せ下さい。
ぜひ皆様の夢を形にするお手伝いをさせてください。

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テニスコートの計画にあたって(導入編)

1.計画の目的

テニスコート建設にあたっては、何よりもまず「何のためにつくるのか?」という目的が大前提です。

この目的が明確であればあるほど、敷地の選定や具体的なテニスコートの形が見えてきます。

たとえば・・

 

(1)会員制のテニスクラブにしたい

(2)テニススクール運営をしたい

(3)ジュニアを強化・育成したい

(4)レンタルコートでも収益を上げたい 等

 

最初の関門である敷地選びから「目的が叶うのか?」の視点で見る必要がありそうですね。

いざ敷地候補が決まれば、その敷地にはテニスコートが造れるのか法関係の確認が必要ですし、その敷地で充分な採算性が取れるのか市場調査もしなければなりません

 

さて、それでは次のページで具体的に計画の立案から事業開始(オープン)までの流れを簡単に見てみましょう。

 

 

 

2.テニスコート計画の手順

テニスコート施設の建設には多額の費用が掛かりますので、設計段階で充分に計画を練ることが重要ですね。

また、将来を見据え、どのようにメンテナンスや改修を行うかまでも考えておくことも必要になってきます。

 

計画立案から事業開始(オープン)までの流れ

@ 敷地(建設予定地)の選定

・コート面数は何面配置できるか?
・クラブハウスは?
・駐車場の収容台数はコート面数に対し適当に取れるか?
・前面道路からのアクセスはしやすいか?

A 敷地の調査

・テニスコートの配置の面数・方角は適正に取れるか?

・軟弱な地盤ではないか?(地盤改良が必要ではないか)

・前面道路や隣地との関係はどうか?(高低差が無いか)

・都市計画法上の用途地域や防火地域指定の有無等、法規制の確認

B 市場調査

・周辺のテニスコート施設の状況はどうなっているか(公営・民営)

・最寄り駅は?

・駅からのアクセスは?(車、バス、自転車)

・学校や幼稚園は近くにあるのか?

C プラン検討、コスト算出

・アウトコート?インドアコート?
・コートサーフェスはどうするか?

・ナイター照明設備は必要か?

・将来の改修・メンテナンスのしやすさは問題ないか?

・テニスコート以外の休憩スペース等は充実しているか?

D 計画決定

・出来上がったプランが「目的が叶う」ものになっているか?

・事業採算性のある計画となっているか?

ここから先は、専門家の出番です。
計画の意図を的確に汲み、より良い完成形にしていく作業です。
一方、全体の計画が出来上がったら、皆様は開業に向けての準備を進めることになります。
工事完了後、スムーズにオープンするためにも色々と準備をする必要が出てきます。

E 実施設計

実際に工事を行う為の図面を完成させます。
工事はこの段階で完成させた図面を基に進みます。

F 許認可

都市計画法上の開発許可申請
建築基準法上の確認申請 等

G 工事
H 工事完成引き渡し・開業準備

事務所内の家具の購入

ホームページの準備

広告、告知の準備

施設名称の決定

ロゴマーク・看板の準備

スタッフの募集

決済システムの検討・導入

スタッフオペレーション 等

I 事業開始・オープン

3.テニスコートに要求される条件

テニスコートのサーフェス(表層材)はクレイやハード、砂入人工芝等種類は多くありますが、テニスコートそのものに要求される条件はほぼ同じと言えます。

その中にはプレーヤー側から要求されるものと、施設管理者側から要求されるものがあり、両者のそれは必ずしも一致しません。

その際はテニスコートをなぜ建設するのか、どのようにコートを使うのかの観点から総合的に判断する必要があります。

 

具体的な要求として

◎プレーヤー側からは

 ・快適なフットワークができるか?

 ・ボールのバウンドは均一で適当か?

 ・ボールは長持ちするか?

 ・気持ちの良い美観を有しているか?

 ・日光の照り返しでコートが見にくくないか?

 ・降雨後すぐにプレーができるか?

 ・プレー後の疲労感が少ないものであるか? 等

◎施設管理者側からは

 ・日常のメンテナンスに手間がかからないか?

 ・コートの耐久性は十分にあるか?

 ・将来の改修にあたってどのような事を考えておけば良いか?

 ・建設コストは?

 ・プレーヤーから喜ばれるコートであるか? 等

 

いかがでしたでしょうか?

皆様が思い描いていらっしゃる計画について、頭の中を整理するお手伝いができたでしょうか?

さて次からはより具体的なお話をしていきます。

計画を基に、テニスコートの建設にあたって考慮すべき重要なポイントのお話です。

だんだんと専門的な言葉や知識が出てきますが、どうか構えずに引続き気楽な気持ちでご覧ください。

テニスコートの建設にあたって考慮すべき3点

1.敷地(建設予定地)の選定

テニスコート計画の手順@で選定した敷地(建設予定地)について、具体的に見ていきましょう。
確認すべき項目に並べると意外と多くあります。

 

法規制

(1)区域、用途地域、計画道路
(2)宅地造成等規制法の適用有無
(3)開発行為許可申請の必要有無
(4)農地法による制約
(5)建築物、工作物の規制
(6)排水の規制
(7)自然環境保護の為の規制、指導
(8)その他道路法、河川法、森林法、風致地区条例、文化財保護法 等

 

現地調査における確認事項

(1)風向き、日照、方位、土質、地下水位等
(2)道路との接道関係、交通機関、最寄り駅、人の流れ
(3)切土、盛土等造成工事の有無
(4)敷地境界の確認
(5)隣接地、その他周辺環境
(6)上下水道、ガス、電気の状況
(7)既設テニスコート(公共・民間)の位置、面数、コート表層材、利用状況 等

 

テニスコートの建設条件としてまとめると、
(1)法的に許可がおりる土地であること
(2)近隣の協力が得られること
(3)交通条件が良く、人が集まりやすい場所であること
(4)方位、日照、風向き、地下水位等自然条件が良いこと
(5)土地の形状が良いこと
(6)静かで緑の多い環境であること 等

 

 

 

2.施設に求められる設備

次はテニスコート以外の設備のお話です。

利用される方、管理される方の両方が快適に気持ちよくテニスができ、コミュニケーションの取りやすいすばらしい施設とするためには、欠かせない要素の1つです。

 

(1)クラブハウス

  ・なんといっても施設の顔となる施設です。

  ・利用される方のお手洗いやシャワー設備、ラウンジ等

  ・管理者、スタッフの方の事務所、倉庫等

  ・予算配分のウェイトが大きくなる設備となりますので、コート面数に対して適正な延べ床面積、

  ・衛生設備の台数等を検討する必要があります。


(2)夜間照明設備

  ・近隣への配慮(光害対策)

  ・照明設備のメンテナンスのしやすさ

  ・均斉の取れたプレー環境 等

  ・プレーヤー/管理者両側面からの検討が必要です。


(3)屋根付施設(テント等)/インドアコート

  ・1年を通して降雨量の多い日本においては、雨が収益を左右する大きな要素となります。

  ・雨に関係無く、安定的・継続的にテニスがプレーできる環境は収益の計画も立てやすく、

  ・テニスコートの稼働率を最大限まで高めてくれる設備です。

   一方、大規模な建築物となる為、近隣への影響は大きく、アウトコート以上に法関連の規制が厳しく、

    建設コストはアウトコートよりも大きくなります。

    昨今の夏場における酷暑の問題から、最近では新型コロナウィルス感染・蔓延防止の観点での検討も必要です。

 

(4)観覧席(スタンド)

   主に大会の開催を目的の1つとされている方が検討すべき項目です。

   常設のメインコートや最近では大会期間中のみ仮設で簡単に設置できるものもあります。

 

(5)ネットフェンス

   プレー中のボールの飛び出しを防ぐ重要な要素です。

   特に幅員の広い道路や隣家に接してコートを配置する場合には高さの検討が必要です。

   また、仕様も従来からある金網タイプやポリエチレン製のネット等、選択肢がある為、予算に応じた適切な計画が重要です。

   コートのメンテナンスを考慮して、工事車両等が進入可能な大きさの開口部を設けておくこともポイントです。

 

(6)造園・修景

   快適なテニスの環境を決定づける重要な要素の1つです。

   緑をうまく取り入れた気持ちの良い空間にしたいですね。

 

 

 

3.コートサーフェス(表層材)

最後に何といってもテニスコートにおける最重要ポイントのお話です。

市場に数あるサーフェス(表層材)の選定にあたっては、プレーヤーの希望、総予算、計画者の意向等がありますが、ここでも大事なことは「目的が叶う」ものであるかの視点です。

計画者としては経済性、収益性(イニシャルコスト、ランニングコスト)を念頭に置き、必要スタッフ費、メンテナンス費、光熱費を考慮する必要があります。
メンテナンスにかかる時間や雨後の使用不能時間を短縮し、いかに連続してコートを使用する時間を長くできるかにより収益性が決まってくると言えます。

 

【テニスコートサーフェスに要求される特性評価例】
  項目 評価の着眼点
外観 美観性 カラー化・美しさ
自然性 自然らしさ・環境へのマッチ
構造性 排水性 雨後の水はけの容易さ・速さ
平滑性 表面平坦性
耐久性 耐用年数・メンテナンス
変退色性 変色・退色耐の程度
不反射性 逆光時の表面反射・ラインの見やすさ
非帯熱性 日射による表面温度上昇・照り返し
非発塵性 粉塵の発生の有無
耐ふくれ・はがれ ふくれやはがれの生じやすさ
耐クラック性 下盤の動きへの進従性
運動特性 滑り力 適当な滑りがあるか
弾力性 適当な柔らかさがあるか
緩衝性 足腰に対する負担があるか
  転んだ時の衝撃
対ボール性 ボールのバウンド性 適当なバウンドがあるか
ボールの滑り性 適当な滑りがあるか
変化球性 適度なスピンがかかるか
バウンドの均一性 どこに落ちても均一であるか
ボールへの汚染性 ボールが汚れる程度
ボールへの摩耗性 ボールが摩耗しやすい程度
ボールの視認性 ボールが見やすいか
ラインへの影響 ライン上へのイレギュラーバウンドの有無
建設 施工性 天候・季節・時間・温度による施工の制限
作業効率性 作業工程日数
建設経済性 建設費(新設時)
  (改修時)
管理 管理性 日常の管理が容易か
管理経済性 維持管理費
利便性 汎用性 表層材が他の用途に使えるか
稼働性 年間稼働率

 

 

いかがでしたでしょうか?

以上、抑えるべき具体的なポイントを見てきました。

いずれのポイントも目的を見据えながら、プレーヤー側/管理者側両方の視点から見ることが必要ですね。

ぜひ、ご自身の計画について、これらのポイントをより具体的に落とし込んでみてください。

テニスコートの設計

1.テニスコートの構成要素

(1)防球フェンス
(2)照明設備
(3)テニスコート下地
(4)コートサーフェス(表層材)

 

各要素をクリックすると、各解説ページへ飛びます。

 

 

 

2.レイアウト

 

テニスコートの周囲には十分なスペースが必要です。
具体的には国際テニス連盟(ITF)により、使用目的(レベル)に応じて以下の通り推奨される寸法が規定されています。

 

@ 国際公式大会(デビス、フェド等)

 ベースラインから後方に8.23m以上

 サイドラインから横方向に4.57m以上

A 公式試合

 ベースラインから後方に6.40m以上

 サイドラインから横方向に3.66m以上

B レクリエーション(推奨)

 ベースラインから後方に5.49m以上

 サイドラインから横方向に3.05m以上

 

 

 

3.方位

テニスコートの方位はプレーヤーが太陽光線を真正面に受ける不利を無くす為、コートの長軸を南北方向に取るのが良いとされています。

北半球にある日本にあっては、若干北西から南東に振るようにすることが理想です。

 

北緯 コートの長軸方位(X°) 地域
25°〜30° 9°16’〜10°47’ 沖縄
30°〜35°

10°47’〜12°14’ 中国・四国・九州

35°〜40°

12°14’〜13°39’ 関東・信越・北陸・東海近畿・東北南部
40°〜45° 13°39’〜15°01’ 東北北部・北海道

 

 

 

4.勾配

テニスコートの表面は水平に設置されるのが理想ですが、雨水の排水を考慮して最低限度の勾配を取る必要があります。

具体的には0.5%(1/200)を標準とし、勾配の方向は次の優先順序に従うとされています。

 @一方のサイドラインから他方のサイドライン方向(横勾配)

 A一方のベースラインから他方のベースライン方向(縦勾配)

 B一方のコーナーから対角コーナー方向(斜勾配)

 

また、一方で前面道路や敷地周辺との取り合いにも大きく影響されます。

 

 

 

5.防球フェンス

通常、フェンスの高さは3mを標準とします。

コートが住居あるいは道路に接する場合はそれ以上の高さが必要とされます。

テニスコートとフェンスの関係において、本来はコート1面あるいは2面で独立して配置するのが望まれますが、敷地条件により連続して配置せねばならない時は、コート間を間仕切りで区画する方法が有効です。

一方、プレーを観覧する方が見やすく、かつプレーヤーにもその影響が少ない高さの低いフェンスの活用も有効です。

 

(1)フェンス基礎

 構築するフェンスの高さに比例して基礎の大きさも変化します。

 また、目隠しネット(防砂ネット)を設置したり、地盤の強度によっても左右されます。

 建設コストに直結する為、周辺環境の確認を基に、適正な計画が求められます。

 

(2)休憩用スペース

 敷地に余裕があれば休息用のスペースは防球フェンスで囲まれたテニスコート内にあって、
 プレーに影響の出ない場所に設けるのが適しています。 (右写真参照→)

 

(3)コート出入口(門扉)

 出入口はコート面数や開催するイベント、将来におけるメンテナンス、改修工事等を踏まえ 
 設置する必要があります。

 通常、門扉の大きさは幅2m×高さ2m、もしくは幅1m×高さ2mです。

 その他、メンテナンス用として工事車両が進入できる大きさのものを設置すると将来における
 費用を抑えることができます。

 

 

 

6.照明設備

(1)屋外テニスコート(アウトコート)について

 テニスコート照明は、コート内だけを明るくするのではなく、それ以外にコート外のプレーエリア(ベースライン・サイド

 ライン周辺)も使用することを考慮して、まぶしくなく均整の取れた(ムラの無い)充分な照度を実現することが重要です。

 また、設置に際しては光の漏れが引き起こす近隣住居や施設への光害対策も必要となります。

 JIS(JIS Z 9127)では照明の明るさの基準値を設けており、具体的には競技区分ごと、以下表の通りとなります。

 

競技区分

平均照度(lx)

照度均斉度※

公式競技

500以上

0.7以上

一般競技

300以上

0.6以上

レクリエーション

200以上

0.5以上

※照度均斉度は、最小照度/平均照度を示す

 

(2)屋内テニスコート(インドアコート)
 インドアコートにおいては競技方向がほぼ定まっていることやロブなど上空を見上げることから、側面から照らす照明が良く用いられます。  またインドアコート特有のポイントとして、ベースライン背後の明るさがあげられます。
 ボールの視認性が良く、実際のボール速度よりも速く感じさせないようにするために、背景を暗緑色や暗青色として、
 ベースライン背後の明るさを十分に確保することが重要です。

 

 

 

7.テニスコートの下地

ここでは、主に全天候系と呼ばれるハードコート、砂入人工芝コートを対象にした内容とさせて頂きます。(クレイコートは除きます)

 

テニスコートの下地のほとんどはアスファルト舗装が施されています。

テニスコートの表面は特に平坦性が重視されるので、基層のアスファルト舗装は2層で仕上げることが推奨されます。

またアスファルト舗装は透水のものと非透水のものがあり、ハードコートの場合は非透水(表面排水)、砂入人工芝の場合は、透水性のものを採用します。
この際、水が浸透する路盤、及び最下層の基盤についても水はけの状況を確認し、状態によっては地下排水溝設置の検討も必要となります。

 

 

 

 

 

8.コートサーフェス(表層材)

コートサーフェス(表層材)はテニスコートの核を成す要素の1つであり、その選定は目的によって決まると言えます。

プレーヤーの立場からは自身の技量が十分に発揮できるフットワークやボールバウンド、スピン性能等が求められますし、観客の立場では見た目に見やすく、きれいでゲーム展開が面白いものが求められます。

管理者の立場ではそれらに加え、維持管理のしやすさの観点も重要です。

ここでは数あるコートサーフェスを系統別にご紹介します。

 

 

 

 

【テニスコート表層のプレー上の特色による分類】
サーフェス分類 クレー系 ローン(芝生) 全天候
ハードコート ソフトコート 砂入り
人工芝系
カーペット系 樹脂成形品系
球速 遅い 速い 中位〜速い 中位〜速い 遅い〜中位 中位〜速い 遅い〜中位
バウンド 中位。
スピンショットには効果あり。
時にはイレギュラーする。
低位。
ボールはよく滑る。
時にはイレギュラーする。
高位。
ボールは滑らかなコート面を滑る。
中位。
表層のキメがバウンドの高さを決める。
中位。
スピンショット効果大。
芝葉の突出高でその効果が変化。
低位〜中位。
スピンショット効果を上げる。
高位。
ボールを高く跳ね上げる傾向にある。
フットワーク 滑る。
方向転換はスライディングしてから。
滑る。
方向転換はスライディングしてから。
滑らない。
表面が濡れているとプレーできない。
滑らない。
表面が濡れているとプレーできない。
滑る。
表面が濡れていてもプレーできる。
滑らない。
表面が濡れているとプレーできない。
普通。
表面に水滴がつくと滑るときがある。
プレー感 ラリーにゆとりがあり長時間快適にプレーできる。 滑り易く芝生の状態により異なり個性的なプレーができる。 安定したプレーができるが、足には固い。 安定したプレーができ、足にはソフト。 ラリーにゆとりがあり、長時間快適にプレーができる。 安定したプレーができ、足にはソフト。 安定したプレーができ、足にはソフト。
構造 天然材〜人工土2-3層で従来日本で最も多かった。 土壌改良した表土に芝張りを行う。
日本では少ない。
アスコン上に硅砂と樹脂で、コーティングしたもの。 アスコンに弾力層を重ねたものや、アスコンに弾性を付与したもの。 人工芝の芝葉の間に硅砂を充填したもの。 アスコン上にフェルト状パイル状の織物又はそれをゴム粒で覆うもの。 格子状のスノコ。
その他の特徴 硬式テニスとソフトテニス兼用も可能。 維持管理に専門家による手入れが必要。
稼働日数が限られる。
コート間の差が少ない。 コート間の差が少ない。 硬式テニスとソフトテニス兼用も可能。 屋内コートが多い。 取り外し可能なため屋上や駐車場の兼用が多い。
関連品 単一土、混合土、人工土 日本芝、バミューダグラス エマルジョン系、シリカ系、ウレタン系 ウレタン系、ゴムチップウレタン系、弾性アスファルト系 人工芝系(砂入り人工芝) フェルト状カーペット系、パイル状カーペット系、織物人工芝 ポリエチレン成形品

 

 

 

9.建設費用(コスト)

「テニスコート1面をつくるのにいくらかかりますか?」

テニスコートの計画に際して、私どもが一番良くお聞きする質問の1つです。

概算的にはもちろんお伝えすることができますが、ここで重要なことはテニスコートを造る目的、造り方、条件等により

大幅に変動するということです。(例えばナイター設備の有無でも金額は100万単位で簡単に変動します)

・・・。

というと身も蓋もありませんね。

もしその答えをお知りになりたければ、どうぞこちら(リンク先)よりお気軽にお問い合わせください。

誠意を持って回答させて頂きます。

 

ここでは具体的な金額(数字)ではなく、目的に対して「かけるべきコスト」という観点でお話をさせて頂きます。

重要なことは「事業採算性」と私達は考えいます。

例えばクラブハウスを例にすると、誰もが広くて気持ちよく、きれいで格好良い施設にしたいと思いますよね。

そうすれば多くのご利用客に来て頂きやすくなりそうですが、予算の何%をクラブハウスにかければ良いでしょうか?

予算が無限にある方。恐らくはいらっしゃらないと思います。

有限の予算の中で事業の目的を達成するためには、そのことが「収益を生むか?」の視点で考えることがポイントだと

思っています。

効果的な予算配分で、事業採算性を見据えた全体でバランスの良い計画にすることが重要ですね。

 

 

 

終わりに

ここまで読んで頂いた方、ご覧頂きありがとうございました。

少しはお力になれたでしょうか?計画を前に進める一助ができたでしょうか?

もしそうであれば私どもは大変嬉しく思います。

 

また、ここから先、より具体的なアドバイスが欲しいという方がいらっしゃれば、ぜひともお力にならせてください。

テニスコートづくりの専門家として、最大限尽力致します。

 

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